コラム01_サイト運営の目的とその本質
このたびは、住宅展示場ネットをご覧いただき誠にありがとうございます。
これから住宅購入を検討される方々にとって、住宅購入はまだ見ぬ未来への一歩であり人生最大の投資でもあります。
中でも多くの方が住宅ローンを組み35年先の収支計画も想定した上でご検討をされることと思います。
しかし、ご存じのとおり、一昔前の社会情勢と現在の社会情勢は大きく変化しており、そのスピードは予測不能なほど加速していることを誰もが肌で感じているのではないでしょうか。
テクノロジーの進化、気候変動、金融中心の主義経済……
華やかなマイホーム生活に踏み出す前に、これまでは気にすることもなかった社会情勢について一度は目を向けていただき、これから30年先のあるべき未来の社会と、本来あるべき人の幸せとは何かについて改めて一緒に考えてみる機会となり、長い目で見た住まいのパートナーが誰であるかを見極めていただくきっかけになればと思っております。
地域に根づく工務店は決してハウスメーカーのように華やかではないかもしれませんが、今後、経済が衰退することがほぼ確定している情勢の中で、10年後、20年後もハウスメーカやデベロッパーといった大型企業が皆さんの地域に本当に存在しているのか?皆さんの未来の生活に密接した関係で居続けてくれるのか?
真剣に考える必要があるのではないでしょうか。
少なくとも地域に根づいた地元の工務店は、長年積み重ねてきた地域コミュニティーがあってこそ経営が成り立っているので、人口減少や地域経済が衰退したとしてもその地域から離れていくことありません。おそらくその命が尽きるまで地域のインフラの「かなめ」として皆さんと運命を共にすることでしょう。<
地震や災害が起きても結局助けに来てくれるのは大手企業ではなく、地域の工務店や大工さんです。
日本の風土を一番よく知り、伝統文化を継承し大工職人や職人さんの育成を行なっているのも結局地域の工務店さんです。
その街に長年住んできた皆さんのほうが実は一番よく知っているのではないでしょうか。
あまりにも身近すぎて意外に見落としがちかもしれませんが、そんな地域のインフラを支えてきた工務店と皆さんを、
微力ながらお繋ぎすることが住宅展示場ネットの本質的役割であると考えております。