一級建築士事務所DNA_狭山のガレージハウス

株式会社一級建築士事務所DNA

庭・車・家の場所を平行に並べた空間構成となっています。それら3つの場所をいかに心理的にも物理的にもいかに近いものとするかを目標としています。 建具をフルオープンにして、車と人の距離を縮めること。クルマと同時に庭も美しく見せるために、そして庭と居室との距離を縮めるために、枠や柱のない巨大なFIXガラス、ガレージの床にもフローリングを貼り巡らしています。 巨大な開口部を実現するために木造でありながら無柱で１０M強のスパンとした門型フレームの構造としている点が設計のポイントです。構造上、振留めとして必要な梁は、庭の上部に配置して屋外に集約させています。その梁はただ単に強度を保つためのものではなく、造形の美しさや描き出す陰影が庭やガレージの視覚的なアクセントとなり、庭屋一如の空間を強化する仕掛けになっています。 クルマをアート、インテリアの一部として、いかに美し く魅せられるかがテーマになりました。クルマが建物から出入りするとき、その背景としてこの建物がクルマといかに調和するかを思い巡らせながら設計しています。 撮影者：冨田 英次

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