小野建築設計_木のぬくもりを感じる
弾性塗料を吹き付けた外観仕上げ
外気の熱や冷気の温度差にも伸縮性が高く、ひび割れしにくいです。
下地にサイディングを使用し地震の時にも軽くて強度があります。 傷みやすいサイディングの継ぎ目の目地にも塗料で覆われるため紫外線や雨から守られます。
上品な色とマットな質感が町の雰囲気を壊しません。
大開口の窓
リビングには大開口の掃き出し窓があります。 とても開放的な空間に変化します。
お庭をアウトリビングとして繋がりを持たせ、移ろいゆく四季の変化や吹き抜ける風など自然との繋がりを大切にしています。
調湿と微生物に強い漆喰
漆喰は不燃素材のため、古くから城郭や神社、商家、民家、更に財産を守るため土蔵等の塗り壁としても用いられてきた建築素材です。 また、湿気を吸収し調節するので、季節の変化に強く、珪藻土などに比べても強アルカリ性のためカビが付きにくいのが特徴です。
つまり、漆喰は気候が季節ごとに変化する日本の風土にあった建材と言えます。
製造元も信頼のおける国内のメーカーより取り寄せています。
天然素材の塗料で無垢材を仕上げる
塗料は汚れや乾燥から木を保護する役目があります。
塗料には天然素材を使用した自然塗料と化学物質を使用した溶剤系塗料があります。 自然塗料は浸み込ませて保護し、溶剤系塗料は表面に膜を張って保護します。
天然素材を由来とする原料は、赤ちゃんが舐めたりしても安全です。 膜を張らないので、湿度を調整する木の呼吸を妨げません。
深い軒の出
屋根の端、軒の出は、40cmが一般的ですが、のんびりぐらしの家では90cmと深く張り出しています。
これは夏の強い日差しや雨風から外壁を守るためと、冬の暖かい光は室内に、夏の強い光を遠ざける昔からの暮らしの知恵です。